mirimiricutch.com

ミリミリカッチドットコム
<< September 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
 
PROFILE
ARCHIVES
RECENT COMMENT
MOBILE
qrcode
RECENT TRACKBACK
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
この世でいちばん大事な「カネ」の話



「カメ」の話じゃないですよ。

西原理恵子さんのエッセイ。

子供のころ育った田舎、絵を描くために上京したこと、
仕事のこと、ギャンブル、結婚生活、
そして貧困の国で働く子どもたちについてのルポを通して
家族や仕事、「カネ」への想いを語っている。

西原さんの通ってきた人生、見てきた世界の過酷さ、たくましさが
ああいう作風を生んでいる…ということが、
いろんな著作を通して知ってはいたけども
この本は、まじめなほうの(?)彼女の総まとめ、みたいなかんじ。


あなたどれだけ恵まれた環境で育ってきたと思ってるの、と
自分自身を含めた、あらゆる周りから
ツッコミとお叱りが入るのを承知で書くけど、

いろんな悩みがうまれたとき、
西原さんがいろいろな著作を通して発してきたメッセージに
私はいつも勇気づけられてきた。

「自分に与えられた環境は、自分が働くことで変えられる」。

年を重ねるごとに、ムダな力をゆるめることができてきた感情もあるし、
逆に、厳しくなってきた現実もあるけど、

この本の最後のほうに書かれたいくつかの言葉は、

そうなんだ。ずっと、こう思っていたくて、
こういう気持ちで毎日暮らしていきたくて、こうしてるんだ。

今の自分への、贈り物のようだった。

今日もひとり出かけていく、帰ってくる、ちっちゃな自分の部屋。
サイバラさん本人の直筆で…っていうのは妄想が過ぎるけど、
この言葉を書かれた色紙を飾ってもらったような気がしている。

“働くことが、希望になる。
どんなときでも、毎日、毎日、「自分のお店」を開けましょう。”


0
    アナと雪の女王
    観ちゃいました!

    ゴスペル友達の間では、
    早くから話題をさらっていた「アナ雪」。

    Facebookで、ゴスペルのお友達が
    「今日、新宿でアナ雪観ようかなー。
    誰か一緒に観ませんかー」と書き込んでた。

    予定もあいてたので、リプして待ち合わせ成立。
    意外と臆病なもんで^^;そういうの初めてです。

    でも、結局2人だったので、
    一緒に観れてよかったよ!

    神秘的なオープニングから
    いきなり心を掴まれて、
    最初の子供の歌から、途中で今の
    アナに変わって、と、
    最初からもう椅子から立ち上がりたいくらい
    ワクワクしました。

    そしてあの歌が意外場面の意外な使われ方で、
    ストーリーも今までのディズニーらしくない
    どんでん返しがあって、
    ほんと、面白かった!
    こんどは日本語版でも観てみたい!

    一緒に観たゆかちゃんは
    震災以来、何度も東北へ
    ボランティアで訪れるうち、
    現地に住んで復興を見守りたいと思うようになり、
    来月から東北で働くことにしたそうです。

    大きな決断をした直後の彼女には、
    あの歌は、私とは全然違ったかんじで
    聴こえていたかもしれないですね。



    0
      大統領の執事の涙


      大統領の執事の涙』。
      お世話になってる方におすすめされて、
      今年1本めの映画となりました。

      (あ、正確には1本めは今年も『じんじん』、
      そして『レオニー』の海外配給版です)

      上の写真は、その方が特別試写で観られたときに
      配られたパンフをいただいたもので、
      劇場用のパンフとはちょっと違います。

      この映画に限っては、
      パンフを熟読してから行ってよかったです。
      アメリカの近代史、公民権運動のことなんて、
      ぜんぜん、ちゃんと頭に入ってなかった。

      映画を彩るいろいろな選曲が
      ゴスペル習ってる身には、ツボすぎました。
      「We Shall Overcome」なんて、
      あーほんとにこういうときに歌ってたんだなー、なんて。


      私はロビン・ウィリアムズが好きで
      それも観に行った理由のひとつでしたが、
      出演時間は短いけど存在感のある大統領役でした。

      そのほかに、アメリカ国内でこの映画の
      趣旨に賛同したすごい人たちが
      じゃんじゃん出てる、というのがわかりました。
      マライア・キャリーもすごい役で出てたなぁ。
      レニー・クラヴィッツも、
      ピエール瀧ばりに俳優っぽかった。
      ベテランの方も、いろいろ。

      アメリカって、つい数十年前まで
      こんな人種差別が国の中にあって
      そして、さまざまな人たちが戦うことで
      今の自由や平等を手にしてきたんだなと
      あらためて思いました。

      アメリカはこういう映画を
      国内で作って、
      そして堂々と上映できる国なんだなぁ。
      プロデューサーとして名を連ねている方が
      40人以上いるそうですよ。

      それに比べて日本は…、なんて、
      まぁ、アメリカも日本も他の国も、
      それぞれ今も問題を抱えているでしょうけれど、
      国をつくるベースに流れているものが
      自分たちで勝ち取ったものか、
      与えられたものか。その差は大きいなと思いました。

      いろいろ、考えさせられました。
      いい映画でした!


      0
        「ガレキとラジオ」に思うこと
        映画『ガレキとラジオ』が上映中止になるというニュース。

        去年、この映画を観ていた。

        東日本大震災で甚大な被害を受けた南三陸町。
        期間限定で開局された、全員素人が運営する
        コミュニティラジオ局が地域に起こす「奇跡」。

        大感動できる作品のようなコピーだけれど、
        この映画はほんとうに「ささやか」なドキュメンタリーだ。

        映画の中で、地域に実際に起きた「奇跡」は
        どれほど「ささやか」なものだったかは、
        (だからこそ、あたたかく素敵なものなんだけど)
        観た人には、伝わったと思う。

        感動というより「これが現実なんだ…」 というのが
        観終わった直後の、正直な感想だった。

        映画の中に、ラジオはあまり出てこない。
        ラジオ番組やDJの言葉、流れる曲が奇跡を仕掛けた、
        というようなエピソードが、実は、ほとんど起きていない。

        ラジオに関わった実在の登場人物たちは、
        時間とお金と経験のないなか、
        そして家族や家を失った喪失感のなかで、
        気持ちや人間関係のもろもろを、
        やっとの思いで必死にやりくりしている。
        滑稽で痛々しくもあり、だから応援したくなる。

        そして、今回問題になった、
        ラジオのリスナーを演じさせられた、という女性。

        後出しでこういう感想を言うことになったのは
        自分でも、ヤなんだけど、

        この人はラジオで、ほんとのほんとには
        絶対、なぐさめられてないな、というのは、
        映像に詳しくない私でも、
        あっけないほど、画面から見てとれた。

        この人が震災で負った悲しみは、
        簡単に癒されるようなものではないことは、
        その場にいた撮影スタッフも、察したんだろう。
        それでも、寄り添って、
        何とか力づけてあげたかったのかもしれない。
        それが結果的に「演出」となったのなら、とても残念なことだ。

        この映画が劇場上映されていた昨年は、
        あの「あまちゃん」が放送されていた。
        幸せすぎるフィクションだけど、鉄道や海女さんは実在する。

        一昨年から携わらせていただいている映画『じんじん』も、
        震災とは関係ないけれど、実在の町をもとにしたフィクション、
        というところが、「あまちゃん」と似ている。
        いま剣淵町に行くと、大げさじゃなく、
        映画の中に入り込んだ気持ちになる。
        実際、町の施設を訪れる人や売り上げは前年の2割増で、
        今年はもっと増えると予想されているそうだ。

        奇跡が日常の延長からしか起こらないのだとすれば、
        この2つの町は、震災が起きるずっと前から続けていた取り組みが、
        たまたま、この時期に奇跡を起こしたということだ。

        題材は似ているのにぜんぜん違う展開になった作品といえば
        NHKのドラマ『ラジオ』。
        実在のラジオ局、女川さいがいエフエムで起きた
        出来事をドラマ化したもの。
        このラジオ局は、今も町の若者達によって続けられていて、
        それが、このドラマを貫いている、希望の光のようなもの、の
        土台になっていると思う。

        いま『ガレキとラジオ』の「真実」が表に出てきたのは、
        「いまが苦しい」という、現地からのメッセージではないだろうか。

        この映画の舞台となった「FMみなさん」をはじめとした、
        多くの災害ラジオ局は、もう存在していない。
        復興して役目を終えたからではなく、続けられないからだ。

        【参考記事はこちら】

        カメラやマイク、ボランティアの人たちが去った後も、
        日常は続いていく。

        まだまだ、立ち上がれなかったり、
        逆に震災直後よりも、辛くなっている人たちがいるだろう。

        感動、笑顔、きずな、元気、といったものが、
        自分たちの近くに、一瞬は来てくれたけど、
        いまは結局、何も変わっていない、と、
        もっと深く絶望しているのかもしれない。

        今回の騒動で、私達が受け止めなくてはいけないのは、
        そんな人たちの声なのだと思う。

        今回の映画、
        謝罪したりさせたり、中止で終わらせるんじゃなくて、
        大手の広告代理店が絡んでいるのなら、
        たとえばずっと、いや、ずっとは無理でも
        今からせめて3年間、コミュニティラジオ局の
        資金を出すとか、そういうわけにはいかないんだろうか…。

        もうすぐ3年。
        私自身もこの3年の間に、予想もしていなかった出来事が続いた。
        被災地の方々が味わった苦労や気持ちとは
        きっと、比べものにならないけど。

        何が起きても「日常」は、これからも続いていく。
        カメラが回ってなくても、立派なナレーションがついてなくても。

        誰かが、続けたくても続けられなかった「日常」を、
        自分が続けられていることが、ささやかな奇跡なのだとしたら、
        毎日を、できるだけ、だいじに生きていたい。
        いつか、どこかの誰かに何かを起こせるかもしれないから。



        0
          今年観た映画
          去年にひきつづき、映画をよく観た年でした。

          観るからには集中して観たいので、映画は映画館で観ます。
          仕事帰りに寄りやすい場所に、2本立ての映画館があるのも理由。
          学生の頃にもたまに行ったけど、20ン年後にまだあるなんて、
          そしてまた行くようになるなんて、思ってもなかった。

          今年は途中からなんとなく「1カ月に1本」を目指してたので
          せっかくなので全部書き出してみます。

          大奥 〜永遠〜
          すーちゃん まいちゃん さわ子さん
          Ted
          百年の時計

          東ベルリンから来た女

          映画関係の知り合いの方にお会いしたとき、
          最近観て、よかったよ、とおっしゃってたので観てみた。

          ベルリンが東西に分かれている時代、
          「東」で監視されながら暮らしている女医さんの話。

          女医さんの通勤路は、
          木枯らしがふいている曇り空の暗い森や原っぱ。
          いつも、ひとりで自転車で移動している。

          檻や銃が出てくるわけでもないのに、
          女医さんの孤独で厳しい毎日が伝わってくる。

          少しずつ、女医さんや周りの人の
          体温みたいなものが、ちら、ちら、と見えてきて、
          ほっと温まるかなと思ったらまた厳しい現実に戻され…が
          静かに続きながら、
          重いラストへとつながっていきます。
          でも、最後は救われた気分になりました。

          風立ちぬ
          ガレキとラジオ

          最強のふたり

          実話っていうところがすごいよね。
          笑えるとはいっても、
          ふたりそれぞれおかれている状況はたいへんで
          介護とか障害のことを考えさせられる
          つらいシーンも多いんだけど、
          毒を吐きながら笑って乗り越えていく
          2人の友情が、痛快でした。
          オープニングの「September」が何より最強。

          ◆ 世界にひとつのプレイブック

          「最強のふたり」が楽しかったので疲れなかったからか
          全く予備知識なく「こっちも続けて観ちゃおうかー」
          ぐらいの気持ちで椅子に座り続けていたら、

          なんか、病んだ人しか出てこないし、
          このおじさん、すごい有名な俳優さんに似てるんだけど
          こんなダメ親父役のはずないよなー、
          と思ってたらロバート・デ・二―ロだし…。

          病んだ人たちしか出ててこないので、
          物語もどんどんがダメな方向へ進んでいくのに
          気がついたら、ずーっと笑いっぱなし。
          そしてクライマックスは、すごい感動シーン!のはずなのに、
          登場人物のあまりのダメっぷりに
          客席が「えぇーっ…」とどよめくほどでした。

          この映画の存在を知らず、宣伝にも一切触れてなかったことが
          感動できた最大の理由だと思った。
          多くの賞を受賞した感動作です、という前知識を持って観てたら、
          相当がっくりきてたかも(笑)。
          でも、もう1回観てもいいと思うくらい、愛おしい映画でした。


          きっと、うまくいく

          やーもう。感想の書きようがないくらい最高です。
          3時間以上あったのに、
          最後は、終わってほしくないと思ったくらい。

          お友達だったかな?
          「『あまちゃん』を3時間で凝縮したかんじ」と
          言ってたけれど、まさにそんなかんじの楽しさでした。

          今年の1位というより、
          今まで自分が観た全映画のベスト5に入ると思います。

          BEAT CHILD1987

          1987年、熊本の山の中で開催されたオールナイトロックフェス
          『BEAT CHILD 1987」。
          出演者は、当時の私も大好きだったアーティストたち。

          ブルーハーツ、尾崎豊、岡村靖幸、白井貴子、
          ハウンドドッグ、RED WARRIORS、BOOWY、
          そして渡辺美里、佐野元春、などなど
          ものすごいメンバーが集まったんだけど

          リハーサルでは晴れてたのに、
          本番、まさかの大雨、というか大嵐…

          現在なら、開催しないのかも。

          (でも当時の警察の判断は
          「ここでライブを中断してしまうと、
          山中で真夜中に来場者の気持ちが切れて
          統制がとれなくなるのがかえって危険なので
          ライブを決行しよう」という判断だったらしい)

          雨に立ち向かって歌うアーティストの皆さんの
          凄まじいパフォーマンスと歌声といったら…!

          バックステージのシーンも多く、
          ほんとに貴重なライブ映像だと思います。

          大トリは佐野元春の「SOMEDAY」。
          ここで大雨が止み、雲が切れて日の出が。
          これ以上の演出ってないですよね。演出じゃないけど。

          ライブ観に行ってた人には宝物のような映像だったと思います。
          ライブを観に行ってない私も、1987年に戻った気分で
          大好きだった音楽に励まされました。
          今年の最後に観れてよかった映画でした。



          0
            風立ちぬ
            NHKで特集してたから、とか、
            引退宣言したから、みたいに
            思われるのがシャクなタイミングではあった。

            前から、チケットもいただいてて、
            もともと観るつもりだったんだからね!

            と、言い訳をしながら感想を書いてみる。



            今週ようやく『風立ちぬ』観に行ってきました。

            観終わって、思ったことは、

            NHKに出たことも、引退宣言も、
            ベネチア映画祭にノミネートされたことも、
            この映画のピークを「9月」に持ってくるための
            壮大な計画(通り)、だったんじゃないか、ということです。

            ジブリ=夏休みのファミリー向け映画、

            その大前提とは全く合ってない内容の映画が完成し、

            夏休みの映画としてはダメかもしれない、っていう
            心配性?な予測のもとに、
            夏休みが終わったあとの大人に、
            ちゃんと劇場で観てほしくて、こうなったのかなと。

            なんか、そんなことを思ってしまいました。

            はい、ごめんなさい、素直な観方じゃないですね。

            でも、私は、今までのを全作観たわけではないけど、
            今までのジブリ映画の中では、
            上から数えられるくらい好きなほうの作品になりました。

            淡々とした物語。
            でも、作った飛行機が飛ぶとことか、
            (途中で何機も壊れて落ちるけど、それも何か観てると気持ちいい)
            飛行機が飛んでいる、さまざまな表情の空と雲、
            避暑地の、むせ返るような緑をわたる風。
            それを大画面で観てるだけで、ただただ、心が満たされました。

            夢の中に出てくるイタリアの飛行機の色合いとか、
            いっちばん最初に出てくる堀越少年の夢の飛行機は、
            ワクワクを通り越して、ゾクゾクするくらい。
            ちょっとしか出てこないんだけどね。

            関東大震災の描写とか、話題になってる煙草とか、
            大人のラブシーンとか、
            ジブリのアニメ映画を観に来た、と思って観ると、
            ずっこけるかもしれないけど、

            「映画を観たい」思って観に行ったんだとしたら、
            普通に実写で撮っている映画の立場は…って思うくらい、
            空を飛んだりしない普通の大人を描いてても、
            「絵」の持つ表現力のすごさに驚かされます。

            何人かがレビューで書いてたのとまったく同意で、
            主人公は、宮崎監督そのものなんだろうなぁ。
            この映画で、自分を出し切ったんだ、と思いました。
            自分すぎて、真っ正面すぎて、
            照れくさいから、棒読みっぽい声にしたのかな。

            それでもけっこう、オトコマエでしたよ、堀越さん。
            ミズタクとか半沢さんとか、強力なライバルが多いこの頃なので
            ちょっと目立たなかったのかもしれないけど、
            こういう人が好きな女子は多いと思う〜!!

            ユーミンの『ひこうき雲』が作品に合い過ぎてて、
            エンドロールは鳥肌でした。

            宮崎監督、ほんとうにおつかれさまでした。

            「長編映画の制作から」引退、ということなので、
            それ以外の今後の新たなご活躍を、
            今から思い切り期待させていただいてます^^


            0
              戦闘機と不発弾
               
              悲しみに向けて
              君の心から 今日またひとつ
              戦闘機を飛び立たせるんだ

              と書かれた色紙が、実家にある。

              飾ってある部屋は、何度か変わったけど、
              もう何十年以上も、うちにある。

              実家の風景のひとつになってたようで、
              もうずいぶん意識していなかったんだけど、
              最近、実家に帰ったとき、
              ここのところ、いろいろあったからか、
              急にこの色紙が、コトバになって見えてきた。

              こういう歌詞の歌があるのかも、と、
              検索してみたら、発見。



              小椋佳さんが、1977年に結成した
              フライング・キティ・バンド というバンド。
              1枚だけ出したアルバム『5・4・3・2・1・0』の中の
              『幼年期からの脱出』という曲のなかに、
              少し違うけどほぼ同じフレーズがあった。

              作曲は来生たかお。
              バンドのメンバーは、小椋佳、安田裕美、そして星勝。
              …なんかすごいなぁ。と、Amazonで購入。

              「ニューミュージック」というコトバが
              ほやっほやにふさわしいサウンドで、
              小椋さんの淡々とした歌い方が
              さわやかなコーラスワークに、あう、あう。
              『幼年期からの脱出』は、ちょいフォーク寄りだけど、
              ベンチュラ・ハイウェイ みたいな曲が多い
              といっちゃうと、とても雑な説明ですが、そんなかんじ。
              全曲の編曲も手がけている星勝さんも、
              リードボーカルをとっている曲がある。

              カウントダウンのようなタイトルが示すとおり、
              宇宙に飛び立つことを夢見る少年、をテーマにした、
              コンセプトアルバムだそうだ。

              バックを固めるメンバーも
              名前を聞いたことある大物ばかりで、
              当時は若手だったってことだろうけど、豪華。
              Wikiで読んだところによると、
              銀行員だった小椋さんが、
              お仕事でロスに研修に行くのにあわせて
              いろんなミュージシャンが押し掛け、海外で録ったらしい。
              だから、日本の参加ミュージシャンもなんか大物ばかりだし、
              (当時は若手なのかもしれないけど…)
              ディビッド・フォスターとかも参加している。
              すごい時代だなぁ、というか、いい時代だなぁ…

              つらかったこと
              おもいだすと、くるしいこと

              心にわいてきたとき、
              とりあえず、

              ばばばばばばばばば

              出撃して、空の上から機銃掃射して、
              心の中を、からっぽにしてみる。

              ふーん。
              何度かそうやってみて、はじめて、
              ここのところ、私はそういう気持ちのときに、

              自分だけが不発弾を抱っこして
              地中にもぐってやり過ごせばいい

              という気持ちになってたんだ、
              ということに、気づいた。

              自分をつらくさせたいろいろな出来事よりも、
              なによりも、自分のそんな考え方の、
              よわさ、しょぼさ、傲慢さが、なさけなかった。

              そんなことを考えていると、
              どんどん自分がかなしくなるので、

              また、
              ばばばばばばばばばばば

              と、からっぽにしてみる。

              戦闘機の存在、たすかるなぁ。

              小椋さんが書いた意図とは
              だいぶ使い方が違うかもしれないけど…。



              私や家族の記憶があいまいでなければ、
              私が子どもの頃にあった親族の法事か何かのときに、
              何かのつてで、本人からいただいたものだという。
              (というか、もしほんとうにご本人だとしたら、
              記憶が曖昧なのが申し訳ない…。
              こんどあらためて実家で聞いてみよう)

              アルバムのなかで歌われていた「子供たち」と
              同年代であろう自分が、今またその歌とコトバに
              励まされている。

              Amazonってすごいなぁ、というお話でした。←うそ。


              0
                いちばん小さな県から生まれた、大きな感動作。〜『百年の時計』



                2011年、路線開業100周年を迎えた
                香川県のローカル電車「ことでん」(高松琴平電気鉄道)を
                テーマにした、“さぬき発”の映画『百年の時計』。

                お世話になっている香川県の知人から、
                この映画のことを、聞いていました。

                香川では昨年秋から公開され、先月から全国公開。
                で、なんと、公開初日の「ぴあ映画満足度ランキング」で
                1位を獲得!というニュースが飛び込んできました。

                ミッキー・カーチスさんが演じるのは、
                安藤行人(こうじん)という、香川出身の前衛芸術家。

                地元に数十年ぶりに帰ってくる行人の新作発表と回顧展を企画した、
                学芸員である涼香(木南晴夏さん)が
                高松空港に彼を迎えに行く朝から、物語が始まる。

                彼女は「ことでん」で地元の美術館に通勤している。
                独特な形の自動改札機を通り抜けるところで、
                もう、客席で何人かがクスクス笑っている。
                きっと、地元出身なんだろうなぁ。

                ところがこの行人は、とんだファンキーなじいさん(失礼)で、
                目を離すと仮装して高松の商店街を練り歩いたりしている。
                しかも、回顧展も新作も、何の準備もして来なかった。

                涼香が行人の回顧展を企画したのには、
                単なる仕事以上の、大切な思い入れがあったのに…。

                失望した涼香は、その深い理由を、初対面に近い行人に、
                ばーっとぶちまけてしまう。(展開、はやっ)
                芸術とは、人生とは、といった、大きなテーマの会話が、
                最初からばんばん交わされていく。

                涼香の告白を聞いた行人は「実は人を探している」と言い出し、
                地元のTVに生出演してハプニングを起こしたりする。

                「ことでん」の車内で、若き日の行人に懐中時計を渡したという
                謎の女性との回想シーンから、切なすぎる恋の物語が展開する。
                ことでんの車両の手前半分が過去で奥半分が現在だったり、
                栗林公園のシーンでは、
                左半分と右半分に過去の安藤と現在の行人が並んでいたりする。
                “過去と現在の交錯”シーンは、演劇のように進んでいく。

                こんな、ちょっと強引で不思議な展開が
                鼻白むかんじにならないのは、
                たぶん映画全体を包む、ほどよく「演劇的」な雰囲気と、
                中村由利子さんの、過去と現在の時間を、ゆらゆらと
                やさしくつなぐようなピアノ音楽、
                あとは、ミッキー・カーチスさんの、半分異星人のような(?)
                キャラクターによるところが大きいんだと思う。

                だから、ミッキーカーチスさんの好き嫌いは
                この映画との相性に影響するかもしれない。
                私は大好きです^^
                特に、井上順さんとの、あのシーンは最高でした♪


                映画で町おこし、ロケ地提供というのは、ここ数年、
                ゆるキャラ、ご当地B級グルメ、なんかとともに、
                流行というより、地方産業のひとつになりつつある。

                だけど、単なる人集め・賑やかしと、
                その町ならではの、具体的なメッセージを発し続けたいのとでは、
                できあがる現実は、ぜんぜん違ってくるはず。
                ただのイベントと、インスタレーションの違い、ということか。

                イサム・ノグチ庭園美術館直島のアートプロジェクト
                そして3年に1度の瀬戸内国際芸術祭などで
                長くアートと町おこしを密着させてきた香川県は、
                発信することに対する素地が、
                そもそも、他の地域とは違うのかもしれない。

                (「うどん県、それだけじゃない」とはよく言ったもので、
                このキャッチフレーズを、ちょっと茶化すシーンの
                豪華?キャストには驚きました^^)

                物語のクライマックスに登場する究極のインスタレーションは、
                映画のシーンでもあるし、
                金子修介監督とスタッフ、そして地元の皆さんが作りあげた
                インスタレーションを収めたドキュメンタリー、のようでもある。

                アートとは。日本の100年の歴史とは。そして未来へのメッセージ。
                壮大なテーマを、照れくさいほどまっすぐ、観客に伝えてくる、
                その美しさといったら!

                でも、そんな壮大なテーマや感動を、
                ぎゅっと手のひらに包みこめるような、
                小さく素朴な温もりのある映画でもあります。

                上映館が少しずつ増えることになったそうで、うれしいです♪

                さて、最初に書いた、香川県の知人というのは、
                私は『レオニー』の高松ロケをきっかけに知り合いました。

                この方の、自己紹介&地元紹介のあいさつは、決まって、
                「香川は、47都道府県でいちばん面積が小さい田舎で…」
                それを口にしているとき、彼女は、実は、いつも誇らしそうでした。

                彼女がこの『百年の時計』のサポータークラブの代表として
                お名前がエンドロールに流れていたのでした。
                彼女が日々発して来た「さぬき愛」、
                映画の端々に、ちりばめられていたと思います。





                金子修介監督、撮影の釘宮慎治さん、
                脚本の港岳彦さんが舞台挨拶をされた日に
                行ってきました。パンフにサインしていただいた♪


                0
                  『教える力』
                  教える力

                  かつては、そう「かつては」になってしまったけれど
                  日本のお家芸、シンクロナイズド・スイミングの
                  コーチ、井村雅代さんの本。

                  松井久子監督がインタビューと構成を手がけられた本ということで
                  さっそく読みましたー。

                  27年間にわたる指導で日本のシンクロチームを
                  世界レベルに育てあげた井村さん。
                  井村さんはずっと日本で教えていたかったけれど
                  日本のスポーツの組織では、その熱心すぎるパワーを
                  思うように発揮させてもらえなくなっていった。

                  日本の指導者が海外に出て認められれば
                  日本のシンクロが世界に認められる。
                  アジア全体がシンクロに強くなることが
                  ひいては、日本のためになると信じた井村さんは
                  オファーを受けた中国へ。

                  中国では、指導のために
                  最高の環境を整えてくれていたという。

                  中国の選手はとても真面目に練習をしている
                  イメージがあるけれど、女の子の集団ということもあり、
                  また、中国ならではの「省」の派閥もあり
                  最初は大変だったらしい。
                  筋肉をつけるための食事を食べない、練習をさぼる、
                  そんなところからの指導スタート。

                  とにかく、日本のときと同様に、
                  中国チームを鍛え抜いて強くしていく。
                  徹底したスパルタだけど、暴力や脅しとは全然別のもの。
                  ひとりひとりを、驚くほどよくみていて、
                  ひとりひとりにあわせて、最大限のコーチをする。

                  それまで6、7位だった中国は2008年はペア銅メダル、
                  2012年、チーム銀メダル。
                  このへんの物語は、ほんとにオリンピックを
                  観ているときのようなワクワク感がありました。

                  でも、日本の選手の順位が下がり
                  日本が4位になったのをみて、影で泣いてしまった、
                  というエピソードには、
                  なぜか私まで涙がでてきてしまいました。

                  本の最後のほうで、彼女は帰国してきている。
                  いまは、子供たちに、
                  シンクロを教えるスクールを開いているという。
                  (今年の世界選手権で英国代表コーチに要請されたそうです)

                  最初は水に入るのも怖がっているような子供たちが
                  夏の終わりに、シンクロができるまでに成長する。

                  昨日できなかったことができるようになる、
                  昨日怖かったことが今日は怖くなくなる、

                  教えてもらえるよろこび、教えることのよろこび、
                  できるようになった子供を見ているときの
                  井村さんのうれしさ、子供に感動して泣いている親たち、
                  そういう文章を読んで、またまた泣けてしまいました。

                  どんな「先生」ににめぐりあうかは、
                  人生を分けるほどの大きな「運」だと思う。

                  スポーツチームの体罰の問題が
                  にわかに騒がれだしてるけど、
                  そんな背景も、この人が日本のスポーツ界の
                  中心で携われば一発で解決するのに。
                  そんな人を疎んじてしまう今の日本の…、
                  いや、もうこれを書きはじめたらうんざりしちゃうからね。

                  井村さん、高校の先輩なんです(なぜか自慢)。
                  大阪といえば、大阪の教育といえば…の、
                  最近話題になってるある人とのエピソードも登場しますが…。
                  どひゃーってかんじです。あいつ、やっぱりなー --;

                  でもそんなエピソードが、ほんとにちっさく思えるほど
                  井村さんの指導力やビジョンに、ただただ圧倒される本でした。

                  井村さんのように教えれば、
                  井村さんから教わるように何かをしつづければ、
                  人はいくつになっても変われるのかもしれない。
                  少しだけ井村さんの指導を受けたような気分になれて
                  なんだか勇気が出てくる本でした。


                  0
                    Ted観たー!


                    Tedようやく見れました。

                    やー、想像以上に、下品でした(笑)
                    でも、こういうの大好き(笑)
                    ベタだけど、観終わり感が意外とさわやか。

                    アメリカの人は、映画の中の小ネタも
                    もっと詳しいし身近だろうから、
                    ひっくり返るほど笑うんだろうなー。

                    オープニングタイトルとかは、
                    かなりおしゃれだったなぁ。

                    そして、ときどき、ずるいくらいTedがかわいい。
                    主人公=持ち主が離れてしまい、
                    ひとり取り残されてるところとか。

                    しかし、その可愛さに騙されると
                    また大変なことになるんだよね。

                    すんごい落ち込んだり疲れてるときとかに、
                    DVD借りて、家で、ぐだぐだ、また観てもいいな。




                    0