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ドリアン助川さんトークイベント「詩と愛とニューヨーク」

映画『じんじん』のお仕事をきっかけに
心の追っかけ対象になりつつある^^
ドリアン助川さんが
新刊を上梓されたということで
記念トークイベントに行ってきました。

発売元の新潮社のお膝元の街
神楽坂といえば私が約10年前から
映画の仕事がメインになるまでの
約5年間、通い続けたエリアです。



2014年秋に、この駅前に
la kagu」ができたという
話は聞いてたのですが。会場はココ。
カフェや売店も洗練されてて
(渋谷じゃなくざっくり)新宿近辺で
こういう場所がができたのはうれしいな。


la kagu ができるまでは見られなかった
アングルで見る、神楽坂駅出入口。
駅の隣の居酒屋さんは残ってて
なんだか安心しました。

ドリアンさんは
2001年9月11日、
あの同時多発テロが起きたとき、
NYで暮らしていたそうです。

NYに単身渡った理由、
その街で出会った人たち、
そしてテロの日に
見聞きしたこと。

それらの思いをようやく、
1冊の小説に集約したのが
今回の新刊
あなたという国 ニューヨーク・サン・ソウル」。

ドリアンさんの最近の主な活動は
作家&朗読劇公演ですが
この日も、ご自身のトークと
詩の朗読、そして歌を組み合わせ
あっという間の90分でした。
マイクを通されてはいましたが
生声でも十分聴こえる近さでした。

声と言葉を聴いてるだけなのに
NYの路地を歩いたり
ブルックリン橋の夜景が見えたり
ホームレスの人の歌う
「Amazing Grace」が
聴こえてきているような
気持ちになりました。

「Amazing Grace」や
「Moon River」が
ドリアンさんの歌声で聞けて
うれしかったです。



あのテロからもう15年。
ドリアンさんは
ようやく書けた、と
言っていました。

世界はあれからますます、
不安や怒りから生まれる出来事に
満ちてきたように思います。
ちょうど去年の今頃は
後藤健二さんの事件とか
あったなぁ…って
思い出してました。

「いま世界で起きている
いろいろなことを想い、
もういちど、人が人であることを
取り戻さないといけないと思った」

本を書いた理由について
そんなことを話されていました。

本の一部も朗読してくださった。
わー、最近のドリアンさんの
本には珍しい、
直球の恋愛小説なのかな!?
どきどき。

楽しみに、そして
心して読もうと思います。
 

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