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何を怖れる フェミニズムを生きた女たち
ウーマンリブ。
フェミニズム。

そういう言葉に、
時代錯誤というか、コワいというか、
そんなイメージを持っていました。

でも、
「あなたは○○だから△△であるべきだ」
「あの人は××だから●●に違いない」

性別、出身、年代、身体的なこと。
持って生まれた条件だけで
人格や能力を決めつける人や空気の存在は
決して、過去の話ではないと思います。



何を怖れる フェミニズムを生きた女たち』は
世間から与えられた常識や役割に
「私はそう思わない、それはおかしい」と
声をあげ、行動し、周りに呼びかけ、
少しずつ、今の社会へ続く道を
切り開いてくださった女性の先輩たちの
インタビューで綴るドキュメンタリー。

彼女たちの生きざまや言葉は、
勇ましい、とか、正しい、というより
ひとりひとり、とっても個性的。
そして、生命力の強さ、
生きることを肯定する力に
溢れています。

自分の気持ちに正直に生きるということは、
時には回り道をしたり、孤独に陥ったり、
ぶつからなくてもいい壁に
体当たりしてしまうこと。

でも、そうやって、怒ったり泣いたり、
傷ついたりしながら生きてきた人ほど、
ひとりひとり違う他人、
弱い立場にいる人たちも尊重しながら
やさしく、おおらかに生きていけるはず。

迷いながらも自分で考えること、
自分で選ぶことを放棄してしまうことこそ、
今を生きる私たちが何より
「怖れる」べきことなのではないか。

映画に登場する女性たちの言葉を聞いて、
そんなことを感じました。

過去3作、ご自分の中に湧きおこった
撮りたいテーマを貫くために、
1作に何年もかけ、資金集めから
プロデュース、監督までご自身で
作ってこられた松井久子監督

今回は、映画の中にも登場する
田中喜美子さんから
“私たちを記録してほしい”と依頼され、
市民サポーターの支援金によって
8カ月ほどで制作されました。

映像全体に流れる
“松井監督らしさ”は変わらず、
観終えた後はとても清々しく、
生きる勇気が湧いてきます。

映画の端々を彩る
アンサンブル・ノマド
音楽もすばらしいんです。
ラストで流れる「アヴェ・マリア」、
松井監督のこれまでの作品の
映画音楽の中で、
個人的には、No.1です!



0
    オペラ あえて、小さな『椿姫』
    音楽は何でも好き、と
    ふだん言っているわりに、
    実はあまり自分からは
    積極的に聴かずにいたのが、オペラ。

    ところが、昨年末
    お世話なってる方の集まりで
    たまたま、ある2人の声楽家の方が
    目の前で、キーボードの伴奏1本、
    普段着で、歌曲を歌ってくださった。

    もう、歌というより「波動」で、
    すごい高熱水蒸気が一気に噴き出し、
    普段手の届かないところまで
    新品ようにピッカピカ!というかんじで
    頭と心が高速清浄されたのです
    (通販番組みたいな例えですみません)。

    これはすごい、と、
    そのうちのおひとり、
    隠岐速人(おき・はやと)さんが
    出演されるコンサートを観に、
    両国のシアターXに出かけました。

    ヴィオレッタ、アルフレード、ジェルモン、
    登場人物は3人だけ、
    伴奏はピアノ1本の『椿姫』。

    衣装やメイクは、
    声楽のコンサートと
    オペラの中間くらいのかんじ?
    (不勉強ですみません)

    照明や舞台装置はシンプルそのもの、
    大道具的なものはスライド映像で
    (字幕もそこに映される)、
    有名な歌のシーンを中心に、
    ストーリーは、ナレーションで
    流すところも含め、全体をきっちりと。

    今までオペラに抱いていたイメージが
    高級ステーキのフルコースだとするならば
    メインディッシュのお肉を
    塩だけ焼いていただいたかんじ。
    これがステーキなのね、と
    しっかり味わえるかんじ、大満足でした。

    この公演のチケット代は、1,000円!
    この劇場では定期的に
    若手の声楽家と一緒に
    こうしたオペラの舞台シリーズを
    作っているそうです。

    この日は新年最初の公演ということで
    終演後にロビーでワインが配られ
    出演者、舞台演出家、
    そして観客全員で「乾杯!」
    粋な計らいだなぁー。



    「感想を伺ってみましょう」と、
    司会の方が、お客さまにマイクを向ける。
    いろいろな方が
    感想をそれぞれ語られていました。
    「隠岐さんの追っかけです」
    なんておっしゃる方も何人か。
    さすが、ファンが多いんですね。

    あるご年配の男性の方は、
    「●●シーンの演出に使う××は、、
    ○色じゃなく◎色が正しいのではないかと…」

    オペラって歴史が長いぶん
    こうしたマニアックな…いや、
    お詳しい観客の方がいるのですね。

    このステーキにはあのお皿、あのワイン、
    どこそこのフォークとナイフが…と
    いろいろご存じで、
    こだわりがあるんだろうなぁ。
    奥が深そうです、オペラ。

    でも、まずはお肉の
    シンプルな美味しさを改めて知った
    私のような観客もいるということで…。

    こんなふうに出会えるなら
    オペラ少しずつ聴いてみよう、と思う人、
    私のように、いるんじゃないかなー。

    とてもお得で思いがけない、
    音楽との新しい出会いができた1日でした。



    0
      サンパウで女子会!
      新年早々、
      ものっすごーく幸せなディナーを
      いただいてしまったのです。



      話は昨年11月にさかのぼります。

      お友達の、のりこさんつながりで
      メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン
      チャリティ駅伝に毎年出ています。

      ハーフマラソンほどの距離を
      原則5人でタスキをつなぐ。

      過去のチーム成績は
      銀メダル1回、銅メダル1回!

      (私たちの表彰のとき、司会の方は
      「皆さん、女子の部は狙い目ですよ!
      入賞を目指せますよ!」と
      繰り返しアナウンスします^^;)

      チャリティとはいえ、
      企業からの協賛も多く、
      参加賞も入賞賞品も、
      ディズニーグッズや航空券など
      かなり豪華です♪



      4年目の参加となった昨年は、
      惜しくも?入賞は逃したものの
      今年も私たちのチームは無事完走。

      私は次の予定があり、
      一足早く会場をあとにしました。

      静かな住宅街を抜け、小机駅へ歩く道すがら
      会場の日産スタジアムフィールドから、
      閉会式の音声が、
      風にのって聞こえてきました。

      “さぁいよいよ、特別賞の発表です。
      抽選で1チームに、レストラン・サンパウ
      10万円分のお食事券をプレゼント…”

      出た、これ、毎年、
      参加者がいちばん盛り上がる
      プレゼントなんだよね、いいなぁ〜…

      などと思っていたら、

      “ゼッケン番号302! チーム名は…”

      「うわー!当たったー!!」

      思わず道でひとり叫んじゃいました。


      そして、新年。
      メンバーチェンジがありながらも
      同じチームで走ってきた女子8名が集合。
      スペインレストラン、サンパウは
      COREDO日本橋の別館にあります。



      お店に近づくと蝶ネクタイの店員さんが
      自動ドアのようなスムースさで
      ドアを開けてくださり
      「いらっしゃいませ」。

      ドキドキしながら、
      ウェイティングスペースを抜け、食卓へ。

      食器も盛り付けも、
      繊細でジュエリーのよう。
      ひとつひとつにうっとり…



      舌だけじゃなく、
      顔じゅう、全身、美味しかったです。
      他の食べ物をしばらく口に入れたくない
      思ったのは、はじめての感覚だったかも。
      (結局翌日から普通に食べたけど^^)



      食後にチーズが出てきて、
      またそれにあうブランデーを飲んだりして。



      最初はちょっと緊張しながらだったけど
      お店の居心地の良さもあり、
      結局いつものペースで女子8人
      わいわいおしゃべりして、
      とても幸せなひとときでした。



      こういう女子会なら、
      おばあちゃんになっても、
      あっていいなぁ。なんて。
      いつまで女子なのかはおいといて。

      新年早々、幸せな夜でした。


      0