大統領の執事の涙
『大統領の執事の涙』。
お世話になってる方におすすめされて、
今年1本めの映画となりました。
(あ、正確には1本めは今年も『じんじん』、
そして『レオニー』の海外配給版です)
上の写真は、その方が特別試写で観られたときに
配られたパンフをいただいたもので、
劇場用のパンフとはちょっと違います。
この映画に限っては、
パンフを熟読してから行ってよかったです。
アメリカの近代史、公民権運動のことなんて、
ぜんぜん、ちゃんと頭に入ってなかった。
映画を彩るいろいろな選曲が
ゴスペル習ってる身には、ツボすぎました。
「We Shall Overcome」なんて、
あーほんとにこういうときに歌ってたんだなー、なんて。
私はロビン・ウィリアムズが好きで
それも観に行った理由のひとつでしたが、
出演時間は短いけど存在感のある大統領役でした。
そのほかに、アメリカ国内でこの映画の
趣旨に賛同したすごい人たちが
じゃんじゃん出てる、というのがわかりました。
マライア・キャリーもすごい役で出てたなぁ。
レニー・クラヴィッツも、
ピエール瀧ばりに俳優っぽかった。
ベテランの方も、いろいろ。
アメリカって、つい数十年前まで
こんな人種差別が国の中にあって
そして、さまざまな人たちが戦うことで
今の自由や平等を手にしてきたんだなと
あらためて思いました。
アメリカはこういう映画を
国内で作って、
そして堂々と上映できる国なんだなぁ。
プロデューサーとして名を連ねている方が
40人以上いるそうですよ。
それに比べて日本は…、なんて、
まぁ、アメリカも日本も他の国も、
それぞれ今も問題を抱えているでしょうけれど、
国をつくるベースに流れているものが
自分たちで勝ち取ったものか、
与えられたものか。その差は大きいなと思いました。
いろいろ、考えさせられました。
いい映画でした!