青楓の会 朗読ライブ
アナウンサーの三田朱美さんの主宰する
朗読ユニット「青楓」の朗読ライブに
行ってきました。
朗読ライブ形式になってからは5回目だそうです。
私はその前の形式のも含めて
4回目くらいかな?
5〜6人のメンバーが、ひとつずつ、
時には、1つの作品を、交代で読んでいきます。
朗読の合間に、毎回ちょっとユニークな活動を
されているミュージシャンのゲストを迎えて
生演奏が少し入る、というスタイル。
今回は「ウード」という、
ギターの先祖みたいなアラブの楽器を演奏する
常味裕司さんの生演奏を聴けました。
ラジオドラマのようでもあり、
ちょっとした劇のようでもあり。
朗読される小説やエッセイも、
重すぎずにくすっと笑わせてくれたり、
思わず、勉強になるなぁと感じる言葉遊びだったり
ほろり、とさせてくれる内容が中心です。
日本語を使えること、話せることって、
幸せなことだなぁ、と
いつも思わせてくれる朗読ライブです。
今回の朗読、前半は角田光代さんの「口紅のとき」
最後の78歳のパートを朗読されたのが三田さん。
三田さんの声って、なんなんだろ。
ほかのみなさんの声も素敵なんですが、
そこだけ勝手に涙が出てきたのでした。
なんか、三田さんがほんとうの
おばあちゃんになってしまったような気がして
感慨深くなってしまったというか。
いや、違うか…よくわからないんだけど。
毎回、ライブのテーマに沿って作られたフライヤーを
ていねいなお手紙やメールつきで送ってくださり、
会場や客席に関する案内、舞台での開演前のあいさつ、
会場でのちょっとしたサービスまで、
いつもほんとうにすみずみまで心が配られていて、
楽しみに観に行きます。
私の最初の就職先で、私がもうほんとにド新人の時から
いつも優しくて親切に、
仕事場のみんなを楽しくしてくださった三田さん。
三田さんのあたたかい声は、
「心をこめる」ことの大切さをいつも思い出させてくれます。