『
すーちゃん まいちゃん さわ子さん』
原作の漫画が印象に残っていたので、
気になってて、観に行ってきました。
漫画『すーちゃん』は、共感できる部分は多かったものの、
すーちゃんのモノローグ多めの
かなりシンプルな絵柄のモノクロ4コマが
あまりに、ものさびしく、わびしいというか辛かった。
こちらは、きれいな女優さんたちが、
おしゃれな音楽や素敵な風景に彩られて、
共感するところは、ちゃんと残っていました。
映画化されてよかったなぁ。
すーちゃんたち3人は、イヤなことがあっても
反論する言葉を呑み込んで、仕事に打ち込んでしまったりする。
(でも、3人が1回ずつだけ、思いを相手に言ってしまう。そこは見もの。
すーちゃんは、うっかりの1回を含めて2回か…)
ときどき3人で集まっては、ゆるい時間を過ごす、すーちゃんたち。
(でも都合が合わないから、2人で会うことも多い)
商店街を歩きながら、思いをめぐらせるすーちゃん。
1曲だけ流れる矢野顕子の歌「PRAYER」。
他人ごととは思えないリアル…。
「もっとワガママに」「私らしく」
そんな空疎な言葉じゃなく、
自分に正直に。
そして、周りには、やさしく。
その2つを守りながら生きている女性っていいな、と
あらためて思わせてくれた映画でした。
3人の着てる服やお店のインテリア、お料理などが、
ひとつひとつ、さりげなく、かわいい。
『かもめ食堂』とか好きな人は(私もその1人)、ツボです!
ちなみにすーちゃんのマンガシリーズで好きなのは
私は、最初の2冊まで。
3冊目は読後感が悪すぎ、以降は読んでません。
映画は、2冊目のエピソードが中心だった気がします。