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総製作費10万円!マレガオンのスーパーマン
実家に帰ってきて、のんきな大晦日。

家族が「すっごく面白かったから」と録画して見せてくれたのが
NHKハイビジョンの特集番組。

インドのマレガオンという都市で、映画製作をしている
地元の若者たちのドキュメンタリー。

インド中部、イスラム教徒の街、マレガオンの人々は映画が大好き。
映画館が開くと…って、これ、ラッシュアワーの新宿駅?(驚)
人々は群衆を押しのけながら客席へ。

ジャイク・ナシール監督は、とにかく映画が大好き。
ハリウッドの人気映画のポスターやグッズを自ら描いて売っている。
地元で人気で…って、著作権は!?

今回、監督が題材に選んだのは、スーパーマン。
舞台はマレガオン。役者も地元の仲間たち。

胸には「S」じゃなくて「M」 のマーク。
「マレガオンで人気のある映画は、コメディ。
全て有名な映画のリメイクです。」
…いや、それ、リメイクって言わないから!

「ハリウッド映画のDVDについている
メイキング映像を観ていたら、どうやって映画を作るかがわかって、
自分も映画が撮れる気がした」と。
それまでは、監督ひとりが、編集も脚本も撮影もやっているのだと
思っていたそうです。

新しい技術を採り入れようと、
今回はクロマキーを使った特殊撮影に挑戦。

スーパーマンが飛ぶシーンの撮影の様子!


飛んでいるスーパーマンの目線の映像は、
オートバイで走りながら撮っているので、
合成された映像は、どのシーンも、スーパーマン、超低空飛行…。

どこへ行っても大勢のヤジ馬に囲まれながら、
マレガオンロケは進んでいく。

最大のピンチ!カメラが川に落ちて故障!(えーっ)

などなど、いろいろあるんだけど、ようやく映画は完成。
完成披露試写会(あるんだ!)にはたくさんの人が詰めかけました。
出来上がった映画は、インド映画の定石である
歌も踊りもアクションもふんだんにちりばめられた80分の大作!

やー、笑いました、お腹いたい。
ハイビジョンで放送する必要があるのかはおいといて(^^;)
この番組、大変な反響で、2年前の最初のオンエア以来
何度も再放送してるらしいですね。
(「マレガオン スーパーマン」 で検索すると、いろいろ出てきます)
NHKオンデマンドでは、映画の完全配信もあったらしい。

今年自分が携わった映画の撮影現場とは
あまりにも・・・というか比べたら申し訳ない話だけど、
映画を作りたいという情熱の根っこは、変わらないからこそ
こうして、映画ができて、多くの人々に伝わっていくんだなぁと思いました。

そういえば大学のとき、1回だけ、先輩の映画作りを
手伝ったことがあって、自分たちでサテン買ってきて
ヘンな衣装作ったなぁとか、いつものキャンパス内で
撮ったなぁとか、そのときのことを急に思い出しました。

ナシール監督は「この映画を世界中の人に観てほしい」と言っていた。
このドキュメンタリーは、こうして日本ではもちろん、
ヨーロッパでも大反響で、世界の人がTVで観てるわけだから、
あながち無謀な夢ではないのです。
こっち(?)も、頑張らないとなぁ。

まさか今年のしめくくりに観る映画が
総製作費10万円のインド映画だとは思ってなかったけど、
これはこれで(失礼)勇気と感動をもらいました!



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    お酒と私
    私としては、何やら究極なタイトルでの日記です。
    ほどよくお酒飲んで、無事に帰って来たついでに
    久々に書いてしまいます。

    今日はお仕事の都合で、
    初対面で、業種も様々なおじさまたちと
    飲んできました。
    物知りな&それを話すのが好きな方たち
    話を聞いて笑ったりして過ごす。
    私にとっては、かなり好きなタイプの飲み会。

    私のことを知る人の多くは、
    私のことをこう言うと思います。

    普段はおとなしい。あんまりしゃべらない。
    でも、飲み会ではけっこう飲んで、しゃべる。
    めちゃくちゃハジける。陽気になる。
    そして帰りは電車を乗り過ごすらしい。

    酒量は落ちたものの、パターンは10数年来変わってません。

    まず、言い訳というか、毎度話す人には
    話してるんだけど、ここ数年来、
    私はパソコンにモクモクと向かう仕事をしているからか
    電話以外は、仕事の合間に声を出す、雑談をするという習慣がない。

    人から話しかけられると、キーボード打つ手を止めて
    その人に向き直ってちゃんと話してしまう。
    これは、自分にとっても、話かける相手にとっても、
    なかなか面倒くさいクセ。

    自分の母親は、私が誰かとデンワしてたり
    パソコンに熱中していると、なぜか割り込んで話しかけてくる人だった。
    私が「じゃましないで」という意思表示をしようもんなら、
    ものすごい不機嫌になったり逆切れしてきた。

    そんな、子供のころからの育てられ方に影響しているのか
    相手に対して、それをさえぎるように相手を見ないまま
    「今、これやってるから待って」と当たり前の主張を言うのがいまだに苦手だ。

    で、普段はそうやってあんまり、
    他のことやりながら自分からは話していくのが苦手なんで、
    飲み会、という話すための会だと話すことに集中して話す、
    ほんとそれだけなんですよ。

    だけども、以前いた会社の役員面接で
    「あなたは毎日1パイひっかけてから来たほうがいい」と
    真顔で上司の役員に言われたことがある。
    そのくらいふだんからしゃべったほうがいいのかと真剣に悩んだものだ。
    でも、やっぱり、苦手なんだよね。
    仕事に関係あることは話すんだけど。

    ここ数カ月、仕事の都合で、
    飲み代に使えるお金もほんとに少ないし、
    何より忙しくて、お金だけじゃなく気持ちや時間の
    余裕がなかった。でも、今の仕事がいよいよ終わろうとしてるんで、
    今後の自分のことを実はひそかにもんもんと、考えてる。考えぬいてる。
    さらにこの期間、ずっとワーカホリックだったもんで、
    これを話したい、と自分が思うことは仕事のことばかり…!
    それはそれで嬉しく楽しいことなんだけど、なんか自分の中で
    バランスが悪いっていうか、なんか自分がスッカラカンになってるかんじ。

    ものすごい誰かと飲んでわーっとしゃべりたいようでもあり、
    でも、こんな状態こそ実は誰かに話して解決するもんではなく
    自分で考えて決めなきゃと思って、そうやってきた、自分もいる。

    結局、オチはまったくないのですが、
    そんなまとまりない近況をたまには書いてみたくなったのでした。



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