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「あん」2回目。

映画『あん』。
ロードショーは昨年春からでしたが、
昨年末にはシネスイッチ銀座で
アンコール上映、
そして今月はじめからは
私にとっては待望の
“地元” 早稲田松竹で上映、ということで
2回目の鑑賞に行ってきました。



webをお手伝いさせていただいてる
映画『じんじん』の中に出てくる絵本の
原作者が、ドリアン助川さん。
ドリアンさんのラジオを以前聴いてた私、
『じんじん』を通して
お会いできる機会をいただけたのは、
とてもうれしいことでした。

でも、ドリアンさんの話す言葉が
ほんとうのほんとうに、
自分の心に深く響くようになったのは
ここ数年のことかもしれません。

「人が本当に辛いのは、
病気や怪我や人間関係よりも
“自分がこの先、もうだめな人生しか
歩めないんじゃないか”、と
自分の気持ちが荒んでしまうとき」

これは、テレビでだったかな。
そんなようなことを話されたのが
とても印象に残りました。

ドリアンさんの
書かれる文章や朗読劇に触れると
泥だらけの沼から
一粒の真珠を見つけて
手渡してもらったような気持ちになります。

『あん』は、
ドリアンさんが書かれた小説の映画化。

監督は河瀬直美さん。
樹木希林さんや永瀬正敏さんの演技、
桜を中心に、四季折々の自然の映像、
どれも素晴らしいのはもちろんですが

すごいなぁと思うのはこの映画、
ドリアンさんが最初に
書こうと思ってから20年かかって
小説を書き上げたあと、
ドリアンさん自身が
河瀬監督と樹木希林さんに
1冊ずつ本を贈り、
映画化をお願いし、
それが実現したということ。

ラジオのDJをしていたとき
若者からの手紙の多くに
書かれていたのが
「将来は役に立つ人間になりたい」。

「役に立たないと価値がないのか?」と
考えてしまったことが、
この物語誕生のきっかけだそうです。

自分は価値のない人間なのではないか。
自分がやろうとしていることは
何の意味もないんじゃないか。

この先、今までよりも、もっと
そんなことを思ってしまうことが
あるのかもしれません。

そんな時は、
徳江さんの仕草のひとつひとつ、
千太郎のいちばん最後の台詞、

頭の中で思い出せたら、
ゆっくり、また何度でも、
立ち上がれる気がします。

この物語が生まれる背景になった
実在のハンセン病患者の皆さん、
その人生の過酷さは、
想像もつかないけど、
きっと遠くからこの映画のことを
誇らしく見守っているのでしょう。
そのことを思うだけでも、
この映画ができてよかったなと
心から思えるのです。

3月にはDVDが出るらしいので、
ほんとにたくさんの人に
観てほしいです。

なお、観たあとは多分
「どら焼き」が食べたくなるので
観る前に買っておくことをおすすめです(^^


 

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