mirimiricutch.com

ミリミリカッチドットコム
<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
PROFILE
ARCHIVES
RECENT COMMENT
MOBILE
qrcode
RECENT TRACKBACK
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
デザイナーでいこう。 〜南雲治嘉 『100の悩みに100のデザイン』
あの〜、昨日の夜の夢が初夢なんですよね?
昨晩見てたTVに出てたからか、
私の初夢、石田純一が出ずっぱりだったんですけど・・・。
やり直したい感いっぱいで目覚めた朝でした。
まぁ、いいんですけど。石田純一。

昨日のまついんさん宅での鍋会メンバーの3人は、
webの仕事を以前していたり、今もしてるのですが、

「デザインは自信ないの〜」
「前より少しは作れるようになったけど、仕事としてはどうかな…」
「付け焼刃的な知識しかなくて」
と、3人が3人とも、いまひとつ自信ない状態。

もとはといえば、私が2人のセンパイなので、
2人が自信ない、と思ってしまうのは私のせいです。ごめんなさい。

で、当の私もここ数年来、いや、もっとずっと前からだ、
“webデザインが自分でできるようになりたいなぁ”と、
少しずつ仕事で自分でイチから作る機会に取り組んでみては、
自分の未熟さや不向きっぷりに落ち込み、を
繰り返してるのですが、

そんな私が、昨年、書店で偶然出会ったのがこの本。

100の悩みに100のデザイン/南雲 治嘉


0
    最近流行の、軽く楽しく読める自己啓発系の新書、というやつですか。
    著者は現役のデザイナーさん。

    “デザインの本質は、問題を解決すること”
    “デザインとは、思いやり”という著者の主張を基に、
    日常によくある悩みの解決方法を、
    デザインの観点から提案する、という内容です。

    本に登場する100コの悩み、というのが、

    「シャツとネクタイの合わせ方がわからない」
    「かっこいいホームページを作りたい」
    「色彩センスがない」
    といった、所謂デザインに関係ありそうなことから、

    「バッグの中身がきたない」
    「いつも同じようなものを買ってしまう」
    「メールの真意がつかめない」
    「漢字が書けなくなってきた」
    「朝、起きられない」
    「上司のアタマが固い」
    「もう、飲むしかない」

    など、情けなくもリアルな日常の“なんとかならないかなぁ”が
    集まっていて、それがまず面白いです。

    で、1つの悩みにつき見開き2ページで、それらの解決方法が、
    イラストだったり図示されています。
    楽しく読みながら、デザインの基礎的な知識や専門用語も
    知ることができるようになっています。

    私は、webデザインを仕事にしていて、
    でも、そう言われることに、ずっと自信がなくて、
    また、この世界独特なのか、制作環境や職場や一緒に仕事する人によって
    ディレクターとかデザイナーとかライターとか
    呼び名や担当範囲は変わって、
    自分は何をする人なのか、何ができる人なのかがわからず、
    とりあえず昨年は、自分の手とソフトを動かして
    作ることに専念させてもらえたんですけど、

    でも、イラストレータやフォトショップなどの
    ソフトを使ってできることと、
    この本が示すような“デザインができる”はまた別で、

    (だからこそ、ソフトが早く正確に使いこなせて、
    カッコいいビジュアルや動きがが作れる人は、
    本当に“プロ”なんだなぁ、ということなんでしょうけれど)

    でも、ソフトが使えないから、絵心がないからデザイナーじゃない、
    ということはなくて、

    逆に、多少“デザインができる”ようになったとしても、
    自分と周りの問題を改善できなかったり、
    相手を思いやれなくては、
    本当の意味でのデザイナーじゃないんだな、と教えられた気がします。
    (ってことは、私の周りって、すごいデザイナーさんだらけだ)

    “webデザインができます”と言ったり言われたりすることから
    気がひけないで尻込みしないで、
    自分なりの解釈で続けていいと思えたし、
    でも続けるからには、相手のためになるよう、
    そして自分と周りの困りごとが解決できるよう、
    PCの前だけじゃなく普段の全部、
    もっと真剣にやれよ、えい、と、気合を入れさせられた本でした。

    で、この本、悩みは、実は99個しか載っていません。
    100個目の悩みは、自分で書き込んで、自分で解決してください、
    ということらしいです。
    さぁ、今年は何をデザインしていきましょうか。

    コメント
    コメントする









     
    トラックバック
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック機能は終了しました。