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ほんとうの正義。〜やなせたかし 『アンパンマンの遺書』
自分の職場には、毎朝、朝礼があり、
しかも、順番でスピーチをさせられています。。。

人前でまともな話をするのは、大の苦手。
(というより、話すこと自体がかなり不得手・・・)
憂鬱っちゃー憂鬱、なんですが、
人の話を聞くのは楽しみだし、
それに、こういう機会がないと、
苦手な人には、生きててそうそう、
スピーチの機会なんて廻ってこないわけで。

他人に数分も時間を割かせて、
朝っぱらから自分の話を聞いてもらうわけだから、
少なくとも、イライラさせたりはしたくないので、
自分の番が廻ってくるときには、
朝ひとりで鏡の前でぶつぶつ練習したりして(バカ)。

今回のテーマは「尊敬する人」。
家族や身近な人含め、ほんっとにたくさんいるんですが、
この人の話をしてみました。

やなせたかしさん。 
『アンパンマン』の作者です。

『アンパンマンの遺書』 やなせ たかし


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    この人は、今ではどの書店でも当たり前にたくさん置かれている、
    『大人向けの絵本』のジャンルを、初めて確立した人なのでは、と
    勝手に断定してしまいます。
    というより、自分では大人向けに描いていたり、
    子供向けにしてみよう、と描いてみても、
    大人にも子供にも、同じメッセージが真っ直ぐ伝わってしまう人。

    初めて、アンパンマンを描いたのは50代になってからで、
    これも、始めは大人向けに描いていたそうです。
    顔が欠けた状態で飛んでいるアンパンマンを見て、
    当時の編集者から「こんな不気味なものはウケない」と
    言われたそうで。
    (確かに、当時のアンパンマンは、不気味でした・・・五本指だし)

    でも、やなせさんには、こう思って描いていたそうです。
    初版のアンパンマンの本のあと書き。

    「ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものじゃないし、
    そして、そのために必ず自分も深く傷つくものです」

    また、サンリオで、『詩とメルヘン』という
    公募のイラストと詩を紹介する雑誌を、
    25年以上も自ら編集長となって作っていた。
    ここから育ったイラストレーターや絵本作家に、
    葉祥明黒井健東君平おおた慶文 などがいます。
    そうやって、才能を見出し、育ててきた、ということも、
    尊敬する理由の1つ。

    というわけで、ぜんぜんこんなきっちり話せませんでしたが
    (文字にしても、ちゃんと伝わってると思えませんが)
    なんとか話し終わりました。ふう。

    どうも、尊敬する人、とか、好きな言葉、というのは、
    自分がいちばんそこに辿りつけてない部分を持ってるからこそ
    好き、だったり尊敬、だったりするわけで、
    人に話すのは、恥ずかしいを通り越して、むしろ気まずいんですけどね。
    でも、こうやって、テーマを与えてくれるのは
    自分の考えていることを発見できる、いい機会だなと思います。

    やなせたかしさんの著書『アンパンマンの遺書』。
    アンパンマンのテーマである、
    愛と勇気と正義とは、まるでかけ離れた、飄々とした口調で、
    軍隊時代の弱虫ぶりだとか、どうやって奥さんを口説いたかとか、
    ポップでやんちゃなオジサマぶりを発揮しています。
    手塚治虫をはじめ、交流のあった漫画家たちの
    エピソードもたくさん出てきて、軽く楽しく読める自叙伝です。

    本のラストは、ちょっと衝撃的。
    だって、ほんとに“遺書”なんです。
    生きているうちに、見せられるなんて。
    でも、その内容、日本中の人が、納得、だと思います。


    コメント
    from: みりみり   2007/04/02 11:24 PM
    >ぴくるすさん

    お返事とっても遅くなってごめんなさい。
    あの本は、もう結構レアものになって
    しまったんですかねー。なかなか面白いですよね。
    先週の金曜日久しぶりにアニメのアンパンマンを
    見て、異常にレギュラーメンバーが増えてて
    びっくりしました(笑)
    めいけんチーズに彼女がいたとは(笑)
    from: ぴくるす   2007/03/23 12:14 PM
     はじめまして。
    中数年ぶりに、この本を読みました。
    でやっぱり、アンパンマンと、この作者のやなせさん、好き☆って思いました。
    と言うわけで、トラックバックさせていただきます。
    from: みりみり   2006/05/07 11:39 PM
    DAIS@OFFICERさん、はじめまして!
    コメントありがとうございます。
    アンパンマンお好きなんですか?(^^)
    それにしても、自分の顔をちぎってあげるのって
    アンパンマンだけなんですよねー(笑)
    しょくぱんまんは、自分でパン作って配ってるから
    顔をちぎることはないし、どんぶりトリオたちも
    中身はあげるけど、顔は容器だから不気味にはならないし・・・うーん、マニアックな話になってきた(笑)BLOGも拝見させていただきました。また遊びにいきますね。
    from: DAIS@OFFICER   2006/04/30 8:26 PM
    はじめまして!m(__)m

    まついんさんのブログから、流れてまいりました。
    「アンパンマン」ネタだったもので、ついついコメントを(-`ω´-;Aフキフキ

    始めて見たときは、衝撃的でした・・・アンパンマン

    お腹が空いて泣いている子供に、自分の顔をはずして食べさせるシーン・・・Σ(・Д・ノ)ノ  ひぃ!

    今思うと、自己犠牲のカガミなのかなと(>▽<;;
    子供たちはどう受け止めているんでしょうねぇ・・・
    気になるところです(-`ω´-;Aフキフキ

    また、遊びに来ますね!  では ヾヾ( ^_^ 
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    Ireadthisbookabouttenyearsago.IwasinterestedinAmpan-manthen,andIcametolovehimmore. 10年くらい前にこの本を読みました。私はアンパンマンに興味がありましたが、さらにアンパンマンが好きになりました。 これは、1995年に、アンパンマンの作者やなせたかしさんが
    ぴくるすの枕草子 | 2007/03/23 12:12 PM